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「吹響吧上低音號 葉綠特典小說 漢化+日文原版」

2023-08-13 21:43 作者:北宇治茶話會  | 我要投稿

“你覺得愛情是什么?”

?在葉月問出這個問題時,同時店鋪里響起了輕柔的旋律。透過眼鏡的鏡片,可以看到燕的瞳孔猛的收縮。她微微皺眉,接著問出了這個問題。

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?

??今天的星期天的下午。十分稀奇的是,今天沒有吹奏部的活動。 葉月和綠來到車站附近商場的電影院,觀看了一部根據少女漫畫改編的浪漫電影。葉月其實更喜歡動作片,但綠堅持要葉月一起去看。

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?“啊,愛情真美好不是嗎?小綠也想擁有一個這樣美好的愛人?!?一走出影院,綠輝就陶醉地將手托著自己的臉頰。

葉月使用發(fā)卡重新固定了一下劉海。?“綠真的很喜歡戀愛和愛情之類的啊?!?/p>

?“當然!愛可以拯救世界~!”

“真的嗎!”

?

?商場內的地板被擦得閃閃發(fā)亮,葉月行走時偶爾會發(fā)出“嘰”的聲音。 小綠突然說到:“給久美子醬送一份禮物吧,那部電影的小冊子也不錯?!?/p>

?“"哎呀哎呀,就算把禮物給她也會嚇一跳吧。不對!我得找到更好的禮物才行!今天是為了給久美子買『部長就任祝賀禮物』過來的啦!"小綠自言自語說著一些前后矛盾的話

?

?當聽說久美子被選為吹奏樂部的部長時,葉月覺得她是個非常合適的人選。久美子意外地很受人歡迎,而且與其他部分的成員關系也很好。雖然有時候會被后輩小瞧,但其他職位的成員會支持她的。"久美子的話,葉月你覺得送什么她會高興呢?"

?“如果是小綠的話會想要什么?

?“一定是大號君的周邊!”

?“大號君的周邊?”

?“對啊對??!我想久美子也會高興的?!?/p>

?

?兩人十分開心地去了商場里的雜貨鋪。 是京都很有名的雜貨鋪,在市內也有很多家分店。 除了時尚的裝潢和禮品外,店里還出售潮流商品,每次走進店里的過道,空氣中都飄蕩著香薰機和植物蠟燭的清爽香氣。


綠突然拉住了在陳列架之間漫無目的地走來走去的葉月的手臂。??「葉月醬,看那邊!」

“啊!那是…”

?綠指著“樂器君系列”的周邊角。??“樂器君系列”是小綠喜歡的扭蛋玩具。但是葉月也沒想到有這么多款式。

?``大號君!”綠激動地往那邊飛撲過去??磥硭徒o久美子的禮物就要從這些中決定了。

?“都好可愛?。“?,這個怎么樣?大號君的坐墊!”

?“這件也不錯吧?大號君T恤!”

?“大號君的襪子!”

?“大號君的帽子!”


?“……葉月和川島同學,你們在做什么呢?”

在潮流的禮品店中激烈的推薦戰(zhàn),被一個出乎意料的聲音給打斷了。葉月戴著帽子向聲音的來源走去。

?“是燕誒!在這里遇見真的是太巧了”

?站在哪里的釜屋燕,似乎有些害羞,撓了撓臉。 燕和葉月她們一樣,都是吹奏部二年級學生。綠一邊歪著頭,一邊把大號君的襪子放進了購物籃。

「燕也是來購物的嗎?」

?“嗯,是的。是為了慶祝妹妹考試合格來買點東西”

?“我認為這個挺好的,沒想到燕從購物籃里拿出來了一個白色的團扇?!?/p>

?“這什么品味啊!”葉月無意中的吐槽道。 燕并沒有和預想中的呆住一樣,反而是一臉認真的表情。

?“我想我妹妹應該沒接觸過這樣的周邊,收到后可能會意外的很開心的吧

?“嗯…有道理欸!”

?“葉月醬,你又跟著人走了!”

?“哈!那就沒道理?”

?“如果這個團扇可以讓小綠高興的話就好了”

“團扇讓我高興是什么情況…”

“不如說葉月你們買了什么東西”

?兩人之間越跑越遠的話題被燕拉了回來。 “這是給久美子的禮物噢?!比~月握著帽檐說道。

?“這樣說你們也在為選擇什么禮物而苦惱吧,除了團扇之外還能選些什么禮物好啊…

我也不清楚選擇禮物的標準是什么“


?“那一定是愛!如果充滿愛的話,這就是一份很好的禮物” 聽到綠的這一番話,燕顯得有些倉促。她嘟囔了一句“愛啊……”

?“燕你覺得,愛到底是什么?”

?

?燕有一瞬間的呆楞。 她皺了皺眉,略帶膽怯的看著葉月。?

“……這,這是在試探我嗎?”

?“不不不,不是試探啦,最近這個問題在低音組很流行”

“為,為什么會問這種問題?”

?“人有時候會熱衷于討論這種哲學吧……”

聽了這番話,燕好像理解了但是沒理解的點了點頭。綠突然舉起一只手。??“綠覺得,愛就是給予!愛不是單方面的索取,而是互相之間既有付出又有回報這樣的美好的關系!”

?“我覺得,怎么說好呢,愛就像一種能量一樣?;蛘哒f是一種力量。當你和一個愛你的人在一起時,你的力量就會越來越強?!毖喑龊跻饬系奶貏e認真的聽著。 她雙手抱胸,認真地思考著。

“我沒怎么考慮過這種事情……嗯……我想知道愛是是熱情吧。不知道為什么這樣覺得”

?“哦~真是出乎意料的回答。不過也許燕就是這樣的風格?”

?“嗯!不過我還是很高興。跟你聊這種話題,感覺就像和你們的關系更親近了”燕推了一下眼鏡框,有些害羞的閃爍著目光。 就在這時,綠正興奮著看著展覽柜里的東西,發(fā)出了“??!”的一聲。


?“你們覺得這個怎么樣?”

?綠手里拿著一個可愛包裝的泡澡球——那是一種球狀的沐浴劑,包裝上寫著有青蘋果的味道。

?“這個里面還包含著樂器君系列的迷你手辦,這里面一定有大號君的!

?“這是因為川島同學想要的吧?”


?“當然我也要買!好東西要分享給大家也是愛!” 看著認真宣告的綠,葉月和燕相視一笑。沒有人比她更適合“愛”這個詞了。

?

原作:武田綾乃?

以下是日文:

「愛って何だと思う?」

葉月がその問いを口にした時、店內には柔らかな旋律が流れていた。眼鏡のレンズ越しに、 つばめの瞳が収縮したのが見える。彼女は僅かに眉を顰め、それから口を開いた。

日曜日の晝下がり。その日は珍しいことに、部活が休みだった。 葉月と緑輝は駅のショッピ ングモールに併設された映畫館へ足を運び、少女漫畫が原作の戀愛映畫を見た。 葉月はアクショ 映畫の方が良かったのだが、緑輝がどうしてもと言うので付き合うことになったのだ。

「はー、やっぱり戀愛って素敵ですねえ。緑もあんな素敵な戀人が欲しーい」 シアターを出てすぐ、緑輝はうっとりと自身の頬の橫で両手を重ねた。 葉月は自身の前髪を ピンで留め直す。

「緑は本當に戀とか愛とか好きだよねぇ」

「勿論です! 愛は地球を救うんですから!」 「本當かなぁ」

モール內の床はピカピカに磨かれており、葉月が歩くと時折キュッと音が鳴った。緑輝は「久 美子ちゃんへのプレゼント、あの映畫のパンフレットでも良かったかもしれないですねぇ」と頓珍漢なことを言う。

「いやいや、渡されてもビックリしちゃうでしょ。そうじゃなくて、もっと良い物を探さない と!今日は久美子の『部長就任おめでとうプレゼント」を買いに來たんだから」

久美子が吹奏楽部の部長に選ばれたと聞いた時、葉月はピッタリな人選だと思った。 久美子 は意外と人望があるし、他のパートの部員とも仲が良い。たまに後輩から舐められている時が あることだけが心配だが、それも他の役職メンバーが支えてくれるだろう。

「久美子ちゃん、何をあげたら喜んでくれますかね?」

「緑だったら何が嬉しい?」

「それはやっぱり、チューバくんグッズですよ!」

「チューバくんグッズぅ?うーん…一理あるっ!」

「ありますよね! 久美子ちゃんも喜んでくれると思うんです」

二人は意気揚々とモール內にある雑貨屋へと足を運んだ。そこは京都では有名な雑貨屋で、 市內にいくつも店舗がある。ハイセンスなインテリアやギフトグッズの他にファッショングッ ズなども扱っており、店內の通路を歩く度にアロマディフューザーやボタニカルキャンドルの 爽やかな香りが漂ってきた。

フラフラと陳列棚の間を歩いていた葉月の腕を、不意に緑輝が引っ張る。 「葉月ちゃん、あそこを見てください!」

「ハッ! あれは??????」

緑輝が指さした先にあったのは、『楽器くんシリーズ」のグッズコーナーだった?!笜S器くん シリーズ』とは緑輝が気に入っているガチャポンのマスコットキャラクターなのだが、まさか

こんなにも商品展開されているとは葉月も知らなかった。

「チューバくううん!」と緑輝は鼻息を荒くしてグッズに飛びついている。どうやら久美子へ

のプレゼントはこの中から決めることになりそうだ。

「どれも可愛いですね。あっ、これとかどうですか? チューバくんクッション!」

「こっちもいいんじゃない? チューバくんTシャツ!」

「チューバくん靴下!」

「チューバくんキャップ!」

「……葉月ちゃんと川島さん、何してるの?」

あんにゅうしゃ オシャレな店內で繰り広げられていた迫真のオススメ合戦は、思わぬ闖入者によって中斷さ せられた。 葉月はキャップを頭に載せたまま、聲の主の元へと歩み寄る。

「つばめじゃん。こんなところで奇遇だねぇ」

そこに立っていた人物釜屋つばめは少し照れたように頬を掻いた。つばめは葉月達と同 じく二年生の、パーカッション奏者だ。

ちゃっかりと買い物かごにチューバくん靴下をいれながら、緑輝が首を傾げる。

「つばめちゃんも買い物ですか?」

「うん、そうなんだ。 妹の合格祝いを買いに來てて」

これなんかいいと思うんだけど、とつばめが買い物かごから取り出したのは巨大な白いハリ センだった。

「どういうセンス!!」と葉月は思わずツッコミを入れた。ボケかと思いきや、つばめは至って

真面目な顔をしている。

「こういうバラエティグッズって実物を手にしたことないなって思って。 貰ったら意外と嬉しいでしょ」

「うーん......一理あるっ!」

「葉月ちゃん、流されてますよ」

「ハッ! やっぱり一理ない?」 「まぁでも、緑は楽しんでもらえるならハリセンもありかなぁって思いますよ」

「ハリセンを楽しむ狀況ってどういう......?」 「むしろ葉月ちゃん達は何を買いに來たの?」

脫線しつつあった二人の會話は、つばめによって修正された。 葉月は「久美子へのプレゼン トだよ」とキャップの鍔を手にしながら応える。

「じゃあプレゼント選びで悩んでたんだ、私と同じだね。ハリセン以外に何を選べばいいかなって??????。 プレゼント選びの基準ってどんなものかよく分からなくて」

「それは勿論愛ですよ! 愛がこもってたらいいプレゼントです」 急に語気を強めた緑輝に、つばめは面喰った顔をした。 「愛か??????」と呟く彼女に、葉月は ふと思いついた疑問を口にした。

「つばめはさ、愛って何だと思う?」

つばめは一瞬その場で固まった。眉間を僅かに寄せ、どこか怯えたように葉を見る。 「………そ、それは何か私を試してる?」

「いやいや、試してないって。 最近、低音パートで流行ってるんだよ、この話」 「な、なんでそんなことを?」

「時として人は哲學的な話に熱中したい時があるのだよ......」 葉月の答えに、つばめは納得したようなしてないような顔で頷いた。緑輝が片手を挙げる。 「緑は、愛とは與えるものだと思います! もらってばっかりじゃなくて、お互いに與えたり 受け取ったりできるのが素敵な愛の関係なんですよ」

「私は愛っていうのはなんかこう、エネルギーだと思うんだよね。良いパワーっていうかさ。 愛がある人と一緒にいるとどんどんパワーが溜まっていくんだよ」 二人の言葉を、つばめはやけに真剣な面持ちで聞いていた。両腕を組み、彼女は真面目に考

え込んだ。

「そういうこと、あんまり考えたことなかった??????うーん…愛とは情熱かなぁ。なんとなく、

そんな感じがする」

「おおー、なんか意外な答え。 でもつばめっぽいかも?」 「そうかな」

「うん。でも、ちょっと嬉しいよ。こういう話をしてると、つばめと仲良くなれた感じがしてさ」 眼鏡のフレームを指先で持ち上げ、つばめは照れたように目を伏せた。 その時、陳列棚を熱

心に見つめていた緑輝が「あ!」と聲を漏らした。

「二人とも、これなんかいいんじゃないでしょうか?」

緑輝が手にしていたのは、可愛らしく包裝されたバスボールだった。 入浴剤を球狀にしたも ので、青りんごの香りとパッケージには書かれていた。

「これ、なんと楽器くんシリーズのミニフィギュアが入ってるんです! この中のどれかに

チューバくんが入ってるんですよ!」

「それって川島さんが欲しいだけじゃない?」

「もちろん、私も買いますよ。素敵なものをみんなで分け合うのも愛なんです!」 力強く宣言する緑輝に、葉月とつばめは顔を見合わせて笑った。彼女ほど愛という言葉が似 合う人間はいないなと思った。

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