《春與修羅》個人翻譯及修整思路,《小巖井農(nóng)場》部分。(4)

火山腳下農(nóng)場的旅行,追隨與一本道,獨行,漫想,相遇與一人長詩。
ps:本期收錄《小巖井農(nóng)場》的其一、二、九共三篇。小巖井農(nóng)場為東巖手火山(僅次于富士的第二主要火山)腳下的肥沃農(nóng)場,在二戰(zhàn)之前是日本境內(nèi)最大的馬匹產(chǎn)地,故而本詩中多提及馬。

《小巖井農(nóng)場》

? ? ? 小巖井農(nóng)場
? ? ? 小巖井農(nóng)場
? ? ? ? ? パート一
? ? ? ?? 其一
わたくしはずゐぶんすばやく汽車からおりた
我匆匆地跳下蒸汽火車
そのために雲(yún)がぎらつとひかつたくらゐだ
為此 ?云以光電之勢被我掠過
けれどももつとはやいひとはある
但是還有個人比我更快
化學(xué)の並川さんによく肖(に)たひとだ
是個長得像教化學(xué)的并川先生的家伙
あのオリーブのせびろなどは
那身橄欖色的西裝
そつくりをとなしい農(nóng)學(xué)士だ
跟那個平和的農(nóng)學(xué)士一模一樣
さつき盛岡のていしやばでも
剛才在盛岡站的時候
たしかにわたくしはさうおもつてゐた
我就已經(jīng)這樣想了
このひとが砂糖水のなかの
若是此人從這個冰糖水一般的
つめたくあかるい待合室から
清冷明凈的等候室里頭
ひとあしでるとき……わたくしもでる
邁出去的時候……我就也一并跟著
馬車がいちだいたつてゐる
外頭候著一輛馬車
馭者(ぎよしや)がひとことなにかいふ
車夫在開口說著什么
黒塗りのすてきな馬車だ
那是一輛上了黑漆的漂亮馬車
光沢(つや)消(け)しだ
連光都了無蹤影
馬も上等のハツクニー
馬是上等的哈克尼
このひとはかすかにうなづき
那人微微頷首
それからじぶんといふ小さな荷物を
便利落地將小行李
載つけるといふ気軽(きがる)なふうで
輕輕松松地載了上去
馬車にのぼつてこしかける
登上馬車然后坐下
?? (わづかの光の交錯(かうさく)だ)
?? (任憑微光交錯)
その陽(ひ)のあたつたせなかが
陽光投射到他的背上
すこし屈んでしんとしてゐる
微微弓著身子一動不動
わたくしはあるいて馬と並ぶ
我與那馬并排同行
これはあるひは客馬車だ
這或許是輛載客馬車
どうも農(nóng)場のらしくない
不太像是農(nóng)場的那種
わたくしにも乗れといへばいい
要能讓我也同乘就好了
馭者がよこから呼べばいい
若是車夫先手邀請就更好了
乗らなくたつていゝのだが
不過乘不上倒也無妨
これから五里もあるくのだし
此去還有五里的路程
くらかけ山の下あたりで
到鞍掛嶺的山腳為止
ゆつくり時間もほしいのだ
閑暇時光還很充裕
あすこなら空気もひどく明瞭で
那邊的空氣要更為明凈
樹でも艸でもみんな幻燈だ
草木都如同幻燈一般
もちろんおきなぐさも咲いてゐるし
當然也會有綻放的白頭翁草
野はらは黒ぶだう酒(しゆ)のコツプもならべて
外頭還會擺上黑葡萄酒的杯盞
わたくしを款待するだらう
用以款待我們
そこでゆつくりとどまるために
那兒很是熱情好客
本部まででも乗つた方がいい
不過要到總部的話還是乘車合適
今日ならわたくしだつて
今日看來我還是
馬車に乗れないわけではない
不得不乘坐馬車啊
?? (あいまいな思惟の蛍光(けいくわう)
?? (曖昧的思維熒光
? ? ? きつといつでもかうなのだ)
? ? ? 注定不得實現(xiàn))
もう馬車がうごいてゐる
馬車已經(jīng)走遠
?? (これがじつにいゝことだ
?? (不過這也算是件好事
? ? ? どうしやうか考へてゐるひまに
? ? ? 在想著該怎么去選擇的時候
? ? ? それが過ぎて滅(な)くなるといふこと)
? ? ? 也會遇到過一會就發(fā)現(xiàn)不用再選擇的情況)
ひらつとわたくしを通り越す
迅速地越過我而去了
みちはまつ黒の腐植土で
腳下是黑色的腐殖土
雨(あま)あがりだし弾力もある
雨后天晴使其更富有彈力
馬はピンと耳を立て
馬兒噌地豎起耳朵
その端(はじ)は向ふの青い光に尖り
耳尖映出對面的青光
いかにもきさくに馳けて行く
輕快地向前跑去
うしろからはもうたれも來ないのか
后方?jīng)]有人跟上來嗎
つつましく肩をすぼめた停車場(ば)と
屹然矗立的車站和
新開地風の飲食店(いんしよくてん)
開發(fā)區(qū)風格的飲食店
ガラス障子はありふれてでこぼこ
玻璃門板拉開時的哐當聲響
わらじや sun-maid のから凾や
草鞋與“陽光少女”的空包裝袋
夏みかんのあかるいにほひ
帶有夏日明朗味道的橙香
汽車からおりたひとたちは
從蒸汽火車上下來的人們
さつきたくさんあつたのだが
剛剛明明還有很多
みんな丘かげの茶褐部落や
大家都向著丘崖茶褐聚落
繋(つなぎ)あたりへ往くらしい
及其周邊地區(qū)出發(fā)了
西にまがつて見えなくなつた
向西邊一轉(zhuǎn)就不見蹤影
いまわたくしは歩測のときのやう
現(xiàn)在我就像做著步測時那樣
しんかい地ふうのたてものは
開發(fā)區(qū)的那些建筑們
みんなうしろに片附(づ)けた
已全被我甩在身后了
そしてこここそ畑になつてゐる
此處,才是真正的田野
黒馬が二ひき汗でぬれ
兩匹黑馬汗流不止
犁(プラウ)をひいて往つたりきたりする
拉著犁來回跑
ひわいろのやはらかな山のこつちがはだ
草綠色的柔和的山的此方
山ではふしぎに風がふいてゐる
刮來不可思議的風
嫩葉(わかば)がさまざまにひるがへる
嫩葉被吹的沙沙作響
ずうつと遠くのくらいところでは
在比很遠更遠的地方
鶯もごろごろ啼いてゐる
樹鶯在咕咕的啼鳴
その透明な群青のうぐひすが
那些透明的群青色樹鶯啊
?? (ほんたうの鶯の方はドイツ読本の
?? (真正的樹鶯說 ?德國繪本里的
? ? ? ハンスがうぐひすでないよと云つた)
? ? ? 漢斯可不能算是樹鶯)
馬車はずんずん遠くなる
馬車越來越遠
大きくゆれるしはねあがる
劇烈搖晃著顛簸前行
紳士もかろくはねあがる
紳士的身子隨之起伏
このひとはもうよほど世間をわたり
此人必定處世經(jīng)驗豐富
いまは青ぐろいふちのやうなとこへ
現(xiàn)在正行使在青色的斷崖邊
すましてこしかけてゐるひとなのだ
卻還能若無其事的安坐
そしてずんずん遠くなる
就這樣漸漸遠去
はたけの馬は二ひき
田里的馬有兩匹
ひとはふたりで赤い
紅色的人有兩個
雲(yún)に濾(こ)された日光のために
日光在被云層濾過后
いよいよあかく灼(や)けてゐる
仍然可以將皮膚灼燒成紅色
冬にきたときとはまるでべつだ
與冬天來時不同
みんなすつかり変つてゐる
全都變了個樣
変つたとはいへそれは雪が往き
雖然這樣說 ?其實也不過就是雪的差別
雲(yún)が展(ひら)けてつちが呼吸し
風云變化大地吐息
幹や芽のなかに燐光や樹液(じゆえき)がながれ
莖與芽中淌出磷光與樹液
あをじろい春になつただけだ
不過是淡藍色春天的來訪罷了
それよりもこんなせわしい心象の明滅をつらね
不過話說回來 ?心象竟如此躁動的明滅著
すみやかなすみやかな萬法流転(ばんぽうるてん)のなかに
在比疾速更疾速的萬法流轉(zhuǎn)之中
小巖井のきれいな野はらや牧場の標本が
小巖井的美麗原野和牧場的標本
いかにも確かに継起(けいき)するといふことが
確確實實的相繼顯現(xiàn)
どんなに新鮮な奇蹟だらう
這是何等新鮮的奇跡啊
ほんたうにこのみちをこの前行くときは
沿著這條路踏實的前行
空気がひどく稠密で
空氣便異常的稠密
つめたくそしてあかる過ぎた
冰冷 ?而且過于明亮
今日は七つ森はいちめんの枯草(かれくさ)
今日的七森山盡是枯草
松木がおかしな緑褐に
松木變成奇怪的褐綠色
丘のうしろとふもとに生えて
生長在山腳與背面
大へん陰欝にふるびて見える
顯得非常陰郁和古舊
? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? 2020.4.22 ? ? ? ?? 一之上調(diào)和 ? ? ? 譯

? ? ? 小巖井農(nóng)場
? ? ? 小巖井農(nóng)場
? ? ? ? ? パート二
? ? ? ? ? 其二
たむぼりんも遠くのそらで鳴つてるし
手鼓在遠空鳴響
雨はけふはだいじやうぶふらない
暫且沒問題還不會下雨
しかし馬車もはやいと云つたところで
不過這馬車朝云那邊走的太快
そんなにすてきなわけではない
這么一想倒也不是太樂觀
いままでたつてやつとあすこまで
迄今為止已費了不少功夫
ここからあすこまでのこのまつすぐな
從這開始到那邊為止都是坦途
火山灰のみちの分だけ行つたのだ
在火山巖的道路上直行便可
あすこはちやうどまがり目で
而那邊正好是個拐角處
すがれの草穂(ぼ)もゆれてゐる
干枯的草穗隨著搖曳
?? (山は青い雲(yún)でいつぱい 光つてゐるし
?? (山上青云繚繞 ?還有光在其中醞釀
? ? ? かけて行く馬車はくろくてりつぱだ)
? ? ? 奔馳而去的馬車漆黑锃亮)
ひばり ひばり
云雀 ?云雀
銀の微塵(みぢん)のちらばるそらへ
向著銀色微塵漫布的天空
たつたいまのぼつたひばりなのだ
正不斷攀升著
くろくてすばやくきんいろだ
如黑金般華麗锃亮
そらでやる Brownian movement
在空中做著布朗運動
おまけにあいつの翅(はね)ときたら
再加上它的翅膀
甲蟲のやうに四まいある
竟然是甲蟲四翼構(gòu)造
飴いろのやつと硬い漆ぬりの方と
上面涂抹著飴糖般的硬漆
たしかに二重(ふたへ)にもつてゐる
確確實實地有著兩層
よほど上手に鳴いてゐる
十分動聽的鳴叫著
そらのひかりを呑みこんでゐる
吞噬著天空的光彩
光波のために溺れてゐる
為光波而沉溺
もちろんずつと遠くでは
顯然在更遠的地方
もつとたくさんないてゐる
還有更多的鳥兒在鳴叫
そいつのはうははいけいだ
但那些都不過是背景而已
向ふからはこつちのやつがひどく勇敢に見える
與那邊的對比便彰顯出這邊的勇敢非凡
うしろから五月のいまごろ
在五月的現(xiàn)在 ?身后
黒いながいオーヴアを著た
走來一個身著黑色風衣的
醫(yī)者らしいものがやつてくる
醫(yī)生模樣的家伙
たびたびこつちをみてゐるやうだ
似乎不時的往這邊瞅個幾眼
それは一本みちを行くときに
由于此處只有一條路
ごくありふれたことなのだ
故而是非常常見的事請
冬にもやつぱりこんなあんばいに
冬天的時候也發(fā)生了這種事
くろいイムバネスがやつてきて
黑色斗篷走過來
本部へはこれでいいんですかと
問我去本部是走這條路嗎
遠くからことばの浮標(ブイ)をなげつけた
遠遠地投來的話語像一個浮標
でこぼこのゆきみちを
在坑坑洼洼的雪路上
辛うじて咀嚼(そしやく)するといふ風にあるきながら
辛苦的咀嚼著周圍的氣氛
本部へはこれでいゝんですかと
去本部是走這條路嗎
心細(こころぼそ)さうにきいたのだ
如此惴惴不安的問道
おれはぶつきら棒にああと言つただけなので
我沒什么起伏的冷淡地回答了他
ちやうどそれだけ大(たい)へんかあいさうな気がした
可話才出口便覺得他好生可憐
けふのはもつと遠くからくる
而方才這位的話語來自更遠的地方
? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?? 2020.4.23 ? ? ? ? ? ?? 一之上調(diào)和 ? ? 譯

? ? ? 小巖井農(nóng)場
? ? ? 小巖井農(nóng)場
? ? ? ? ? パート九
? ? ? ? ? 其九
すきとほつてゆれてゐるのは
鐘情并為之傾倒的是
さつきの剽悍(ひやうかん)な四本のさくら
旁若無人般狂咲的四本櫻花
わたくしはそれを知つてゐるけれども
我心中雖然知曉,但是
眼にははつきり見てゐない
卻無法用眼睛看到
たしかにわたくしの感官の外(そと)で
在我的感官之外確實存在著
つめたい雨がそそいでゐる
不斷傾瀉的冰冷雨點
?? (天の微光にさだめなく
?? (天的微光閃爍不定
? ? ? うかべる石をわがふめば
? ? ? 踏上浮起的石頭
? ? ? おゝユリア しづくはいとど降りまさり
? ? ? 喂 ?尤莉亞 ?雨勢越發(fā)磅礴
? ? ? カシオペーアはめぐり行く)
? ? ? 仙后座巡回游行著)
ユリアがわたくしの左を行く
尤莉亞走在我的左邊
大きな紺いろの瞳をりんと張つて
睜著大大的紺青色眼瞳
ユリアがわたくしの左を行く
尤莉亞走在我的左邊
ペムペルがわたくしの右にゐる
佩姆裴魯在我的右邊
……………はさつき橫へ外(そ)れた
……………啊 ?剛剛跑到外邊去了
あのから松の列のとこから橫へ外れた
沿著那兒的松樹隊列跑外邊去了
? ? ? 《幻想が向ふから迫つてくるときは
? ? ? ((幻想迎面逼近之刻
? ? ? ?? もうにんげんの壊れるときだ》
? ? ? ?? 便是人類毀滅之時))
わたくしははつきり眼をあいてあるいてゐるのだ
我清清楚楚的睜大眼睛盯著呢
ユリア、ペムペル、わたくしの遠いともだちよ
尤莉亞、佩姆裴魯,我那來自遠方的朋友們喲
わたくしはずゐぶんしばらくぶりで
我們得有些日子沒見過了
きみたちの巨きなまつ白なすあしを見た
我曾見過你們那巨大白色的足跡
どんなにわたくしはきみたちの昔の足あとを
那是在我追尋著你們往昔的步伐
白堊系の頁巖の古い海岸にもとめただらう
于白堊紀頁巖中的古老海岸邊找到的
? ? ? 《あんまりひどい幻想だ》
? ? ? ((再怎么說這幻想也太過了))
わたくしはなにをびくびくしてゐるのだ
我到底在畏懼著什么啊
どうしてもどうしてもさびしくてたまらないときは
無能為力寂寞難耐的時候
ひとはみんなきつと斯ういふことになる
人就會變成這般模樣
きみたちとけふあふことができたので
既然與你們于此相遇
わたくしはこの巨きな旅のなかの一つづりから
那便是我這浩瀚旅途中一個必然
血みどろになつて遁げなくてもいいのです
縱使渾身淌血我也不會逃避
?? (ひばりが居るやうな居ないやうな
?? (云雀若隱若現(xiàn)
? ? ? 腐植質(zhì)から麥が生え
? ? ? 腐殖質(zhì)中長出小麥
? ? ? 雨はしきりに降つてゐる)
? ? ? 雨仍然繼續(xù)下著)
さうです、農(nóng)場のこのへんは
沒錯,這里是農(nóng)場
まつたく不思議におもはれます
真是不可思議啊
どうしてかわたくしはここらを
為什么我會在這里呢
der heilige Punktと
“神圣之地”——
呼びたいやうな気がします
莫名想要這樣稱呼它
この冬だつて耕耘部まで用事で來て
冬天的時候因有事而來過這里的耕耘部
こゝいらの匂のいゝふぶきのなかで
在這氣味怡人的吹雪中
なにとはなしに聖いこころもちがして
心中自然而然地感到圣潔
凍えさうになりながらいつまでもいつまでも
總有一種揮之不去的凍僵感
いつたり來たりしてゐました
所以不斷來回著踱步
さつきもさうです
方才也是如此
どこの子どもらですかあの瓔珞をつけた子は
這孩子是哪里來的,還戴著瓔珞
? ? ? 《そんなことでだまされてはいけない
? ? ? ((不能被這個地方給騙了
? ? ? ?? ちがつた空間にはいろいろちがつたものがゐる
? ? ? ?? 異常的空間里也都是一些異常的事物
? ? ? ?? それにだいいちさつきからの考へやうが
? ? ? ?? 而且最重要的是我剛才想到
? ? ? ?? まるで銅版のやうなのに気がつかないか》
? ? ? ?? 居然沒能察覺這里就像銅版一樣))
雨のなかでひばりが鳴いてゐるのです
云雀在雨中啼鳴
あなたがたは赤い瑪瑙の棘でいつぱいな野はらも
你們在布滿赤紅瑪瑙荊棘的原野上
その貝殻のやうに白くひかり
用貝殼般白皙光亮
底の平らな巨きなすあしにふむのでせう
底面平坦的巨足邁步踏行
? ? ? ?? もう決定した そつちへ行くな
? ? ? ?? 已經(jīng)決定了 ?不去那邊
? ? ? ?? これらはみんなただしくない
? ? ? ?? 如此這般的你們是不對的
? ? ? ?? いま疲れてかたちを更へたおまへの信仰から
? ? ? ?? 你們糟糕的信仰如今展現(xiàn)出疲憊的狀態(tài)
? ? ? ?? 発散して酸えたひかりの澱だ
? ? ? ?? 散發(fā)出酸腐的光之沉淀
? ? ? ちいさな自分を劃ることのできない
? ? ? 已無法劃分出小小的自我
? この不可思議な大きな心象宙宇のなかで
?? 在這不可思議的巨大的心象宇宙中
もしも正しいねがひに燃えて
若是點燃正確的祈愿
じぶんとひとと萬象といつしよに
自己與他人與萬象一同
至上福しにいたらうとする
渴求抵達那至高福祉
それをある宗教情操とするならば
如若這就是所謂的宗教情操的話
そのねがひから砕けまたは疲れ
那份祈愿將不是破碎便是疲憊
じぶんとそれからたつたもひとつのたましひと
自己與那世上唯一的靈魂半身
完全そして永久にどこまでもいつしよに行かうとする
完全并且永久的融為一體共同進退
この変態(tài)を戀愛といふ
這份變態(tài)被稱為戀愛
そしてどこまでもその方向では
而且無論將前往何方
決して求め得られないその戀愛の本質(zhì)的な部分を
都絕不能將那戀愛的本質(zhì)部分
むりにもごまかし求め得やうとする
有所迷失混淆
この傾向を性慾といふ
這種風險被稱作性欲
すべてこれら漸移のなかのさまざまな過程に従つて
一切都是這個漸漸偏移過程中的一個個部分
さまざまな眼に見えまた見えない生物の種類がある
其中存在著各種各樣可見或不可見的生物種類
この命題は可逆的にもまた正しく
這個命題反之亦然
わたくしにはあんまり恐ろしいことだ
我感到無與倫比的恐懼
けれどもいくら恐ろしいといつても
但我不論是多么的害怕它
それがほんたうならしかたない
面對事實也無從改變
さあはつきり眼をあいてたれにも見え
來吧,睜大眼睛看這一切
明確に物理學(xué)の法則にしたがふ
斥之以明確的物理法則
これら実在の現(xiàn)象のなかから
這些都源自于實在的現(xiàn)象
あたらしくまつすぐに起て
正確直接的推演關(guān)系
明るい雨がこんなにたのしくそそぐのに
明快的雨就這樣傾斜而下
馬車が行く 馬はぬれて黒い
馬車繼續(xù)前行 ?馬兒濡濕變成黑色
ひとはくるまに立つて行く
人站在車上
もうけつしてさびしくはない
已經(jīng)不會再感到寂寞了
なんべんさびしくないと云つたとこで
雖然話是這么說
またさびしくなるのはきまつてゐる
肯定又會再度陷入到寂寞之中
けれどもここはこれでいいのだ
不過這樣就好
すべてさびしさと悲傷とを焚いて
焚盡一切寂寞與悲傷
ひとは透明な軌道をすすむ
人生行走在透明的軌道上
ラリツクス ラリツクス いよいよ青く
Larix(英語:落葉)? Larix? 愈發(fā)青蔥
雲(yún)はますます縮れてひかり
云朵逐漸縮小綻放出光芒
わたくしはかつきりみちをまがる
我毫不留戀的轉(zhuǎn)身而去
? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?? 2020.4.24 ? ? ? ? ? ?? 一之上調(diào)和 ? ?? 譯

后文:下一部分是《巨大電線桿》