社會人として必要な「聞く力?話す力」の高め方 序章02
? ? 2、「口下手」は「私はダメな人」と言っているのと同じ
? ??アメリカやヨーロッパの人と話すと、その話し方は表情豊かに、ユーモアを交えながら話していることに気づきます。そして、表情やユーモアは自分のしっかりした意見を相手に理解してもらいたいための自然な演出であることが分かります。子供のころから親に自分の意見を持つことをたたき込まれ、學(xué)校もそういった教育受けるのですから、話し上手にならないわけがありません。
? ??ところが日本では昔から「男は黙って」とか、「沈黙は金」などと、寡黙であることが美徳のように言われてきました。黙っていれば「この人はなにかを持っている」「深い思いがあるに違いない、だから多くを語らないのだ」という思いが先行して、そのような人を許してきたのです。10年ほど前ですが、日本で學(xué)ぶドイツ留學(xué)生が弁論大會で日本人を大福にたとえたことがあります。日本人は大福のように一見するとただの御餅だが、なかにおいしいアンコが入っている。アンコまでたどり著かないと思いや気持ちが分からないというのです。
? ??この留學(xué)生は「世界の人々よ、日本を理解しようと思ったら、アンコを出させる努力するべきだ」と、日本人に好意的な意見で纏めていました。この話を聞いて、私はまたまた恥ずかしいとお持ちました。この留學(xué)生のような考えは、日本をよくしているわずかな外國人しか持っていないからです。
? ??國際會議や外國人との會話で、日本人は多くを語らないと言われます。日本人は何を考えているのかわからないとも言われます。自分の意見をはっきり言えない人。つまり口下手は意見を持つ能力のない人、ダメな人と言われても仕方がないのです。
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